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史上最大規模の個人情報流出となったソニー事件ですが、同社Webサイト上での公式情報、5月1日の平井副社長の説明会のビデオ、一部の報道などの情報を総合すると、クレジットカード情報について、下記のことが分かってきました。

1)ソニーで保有していたクレジットカード情報は全世界で約1000万件であった。
2)保有していたのはカード番号と有効期限であり、セキュリティコード(裏面の3ケタ程度の文字列)は保有していない(カード会社の方針から当然ではありますが)
3)カード番号と有効期限は暗号化されていた
4)カード番号と有効期限はその他の個人情報とは別のデータベースに保存されており、不正アクセスは今のところ確認されていない
5)現在にいたるまで、カード会社から不正利用の報告はない。
ということのようです。

ですから、カード情報は流出していない可能性が高いと思います。

それに、万が一、カード情報が流出していたとしても、誰かがその情報を使用して不正利用することについては、そもそも、いろいろな制約条件がかかっています。
・セキュリティコードがないと、多くのサービスは利用できない。
・利用の時点でオーソリ(照会)が行われるので、決済の前にセンター側で検知できる。
・物販の場合には品物を受け取る時点で犯人であることがばれてしまう。
・カードの不正利用はそもそも犯罪行為である。

すなわち、万が一流出していたとしても、犯人グループは今のところ不正利用していないし、大規模に不正利用するには大きな障害が待ち受けているといえます。

もちろん、今後の犯人グループの動き次第でどうなるかは分かりません。しかし、その時には
・カード会社が対象となるカード1000万枚を全て利用停止にするとか、
・カード会社がカードの再発行を呼びかけるとか、
・再発行費用はソニーが負担するとか、
そういった騒ぎが起こるはずです。その時点で、万が一自分のカードに不正利用が行われたとしても、それは保険でカバーされることになるでしょうし、もし保険でカバーされなければソニーが負担することになるでしょう。

ですから、今回の事件でカード情報が漏れた皆さん(私を含む)は、現段階においてはカードの不正利用はあまり心配しなくてよいと思います。

もちろん、私は何の保証もできません。この記事の内容に従って損をしたとしても、私は何の補償もできません。あくまで各自の判断の一助にしていただければと思います。





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