つるぎ町立半田病院
(画像は同病院のWebサイトより)

皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。

徳島県のつるぎ町立半田病院でランサムウェア(身代金要求型ウイルス)の被害が発生し、病院の心臓部ともいえる電子カルテシステムのデータを全く読みだせなくなり、機能停止の状態に陥っています。報道によると、同病院では身代金を支払わず、約2億円をかけて電子カルテシステムを再構築する方針とのことです。

事件が発生したのは10月31日、電子カルテシステムにランサムウェアが感染。プリンターが勝手に動き出して「データを暗号化した。複号するためには身代金を払え」との内容が印刷されたとのことです。病院では、外部の専門会社にデータ復旧を依頼したがうまくいかず、そのまま病院としての機能が停止したようです。

同病院では、フォーティネット社のVPN機器を使用していたとのことですが、同社製品には以前から脆弱性が報告されており、ログインするためのアカウント情報のリストが公開されるという危機的な状態が続いていました。しかし、同病院はその対応を取っていなかったために狙われたのでないかと推測されます。

同病院では新規の患者受け入れを停止し、患者から情報を聞き取って紙のカルテを作成するという対応を取っており、今後の方針としては身代金は支払わず、約2億円をかけて新しい電子カルテシステムを再構築する方針とのことです。

つるぎ町立半田病院
http://www.handa-hospital.jp

VPN機器8.7万台分の認証情報が公開 - Fortinetが注意喚起(Security NEXT)
https://www.security-next.com/129771

(私のコメント)
今回の事態で明らかになったように、フォーティネット社のVPN機器の脆弱性をそのままにしておくことは組織崩壊の危機を招きます。同システムを使用されている会社の方は、今すぐ対応することを強く推奨いたします。

この情報が皆様のお役に立てばと思います。
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