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2011年07月

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ある調査によると、会社員の4割はメールの誤送信をしていると回答しているとのこと。

メール誤送信対策システムを提供している株式会社HDE(東京都渋谷区)では、このたび、メール誤送信対策に関するポータルサイト「メール誤送信対策.com」を開設したそうです。内容が面白いので本Blogでもご紹介いたします。

メール誤送信対策三原則

1)「止める」
メールの宛先を間違えたり、
書きかけのメールを送ってしまうというミスには、
一息入れて確認することが重要。

送信したメールを一時保留したり、
社外のアドレス混入をフィルタリングしたり、
メール送信取消ができるシステムがあればなおよし。

2)「見る」
ヒューマンエラーによるミスを防ぐためには、
社外宛メールを送信する際には必ず上司をCc:に入れさせる
というルールが効果的。

ただし、それを忘れたり、わざと入れなかったりと言うこともあるので、
それをチェックして、承認したメールのみ発信するようにしたり、
添付ファイルの内容をチェックするシステムがあればなおよし。

3)「守る」
情報が無制限に広がるのを防ぐには、
添付ファイルにパスワードをかけることが重要。

自動的に暗号化するようなシステムや、
前任者のメールのログを残すシステムがあればなおよし。

http://www.stop-gososhin.com

(私のコメント)
いやあ、分かりやすいですね。電子メールは便利すぎるので、危険があるのだと改めて思います。だから、わざと「止める」ことが必要になってしまうのだと思います。今後、この3つの視点でメール誤送信対策を考えていきたいと思います。

(過去の記事)
社員の10人に4人は、電子メールの誤送信を起こしているそうです。
http://www.pmarknews.info/archives/51744330.html

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ソニーは、7月6日付で、同日より「PlayStation Network(プレイステーションネットワーク)」「Qriocity(キュリオシティ)」の全てのサービスを再開したと発表しました。

同社公式サイト上に、専用のページを設けて、利用者向け告知を行っています。
・これまでの経緯
・ソニーが実施した再発防止策
・利用再開の方法
・感謝とお詫びのパッケージの詳細
などが含まれていますが、海外向けに発表した内容とほぼ同様のものと思われます。

http://cdn.jp.playstation.com/psnmsg/index.html

(私のコメント)
まずはサービス再開おめでとうございます。この3か月間の関係者の努力に一定の敬意を表します。ただし、まだまだ安心はできないと思います。今回強化したセキュリティ対策を継続して実施するとともに、ハッカーとの間に抱える対立をうまく処理すべきです。ハッカーに対して一方的な妥協を行う必要はありませんが、感情的な衝突を残したままでは今回の事件の背景にあるものが処理されていないことになります。広報、法務、スタッフ、トップマネジメントを含めて、ソニーの総力を挙げてこれを処理すべきです。



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