1月23日に都内で開催された「第三回データセキュリティ勉強会」において、ソーシャルメディアリスク研究所・代表の田淵義朗氏が講演し、「本人が大変な目にあうことを自覚させるソーシャルメディア教育が必要」と説明しました。
田淵氏の発表によると、
・ソーシャルメディアというと、Twitter/Facebookだけと考える人がいるが、2ch、カカクコム、一般のBlog、Yahoo!知恵袋、Mixi、食べログなど、もっと古いものが沢山ある。
・これら「自分発信メディア」は、人の知らないことを書きたいという習性を持つので、どうしても企業の内輪話を書く人が出てくる。
・組織の内部と外部を分けて内部統制を及ぼすという考えはもう古い。私物のパソコンやスマートフォンが当たり前の時代には、社員の「自立統制」をもたらす社員教育が必要である。
・都内高級ホテルの女性アルバイトが、来客者の情報をツイッターで漏らした事件では、数時間のうちにホテル名、女性アルバイトの氏名、顔写真などが特定された。
・あれもダメ、これもダメの教育は、限界にきており、「本人が大変な目にあうことを自覚させる」教育が必要である。
とのことでした。
田淵氏のプレゼンテーションは多くの参加者の注目を集め、参加者からは社内教育に使用したいのでプレゼンテーションのデータが欲しいとの要望が多く出されました。
※この勉強会は、ハードディスク物理破壊機「CrashBox」の製造販売元である日東造機株式会社をはじめとする幹事各社(弊社も参加しています)が主催する勉強会で、当日は70名ほどの関係者が参加しました。