皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。
個人情報保護委員会が、昨年11月から全国の小学生を対象に募集していた「個人情報の大切さに関する標語」の優秀作品が決まり、1月25日に開催された個人情報保護法シンポジウムにおいて表彰式が行われました。
なんと全国の小学生883名から、2153作品の応募があったそうです。
この数は、個人情報保護委員会の呼びかけに、全国の小学校の先生が反応し、子供たちの関心も高かったことを示していると思います。
最優秀賞は「大切な ぼくの分身 個人情報」 というもので、確かに個人情報がなんであるのかを端的に表現した作品が選らばれました。
それ以外にも素晴らしい作品が選ばれてますので、下記に転記しておきます。(それぞれ作者のお名前も公表されていますが、あえてここでは記載省略させていただきます)
●最優秀賞
大切な ぼくの分身 個人情報
●優秀賞
かんたんに 何でもかんでも のせない教えない
個人情報 しっかり守って 正しく使おう
考えよう のせる写真や 文章も
悔んでも アップしてからじゃ もうおそい
個人情報 教えるまえに 一確認
そのじょうほう のせるまえに かくにんを
●審査委員賞
PPC みんなをまもる しんぱんだ
(PPCとは個人情報保護委員会の略称です)
個人情報保護委員会キッズページ
https://www.ppc.go.jp/aboutus/kids/
標語募集結果
https://www.ppc.go.jp/files/pdf/190125_hyougo.pdf
(私のコメント)
小学生対象の個人情報保護に関する標語コンテストということで、当初私もピンと来てませんでしたが、これだけ多くの標語が集まったということで、個人情報保護に対する高い関心が感じられますね。
また、本日の個人情報保護法シンポジウムを聴講して感じたことですが、個人情報保護というテーマが、単に民間企業がどのように個人情報を活用するかという限定されたものではなく、SNSでの情報共有の問題や、特殊詐欺に使われる危険性など、どんどん領域が広がっていっていて、一人一人の生活に密接に関係するものになっている、だからこそ小学校の先生も今回の標語の呼び変えに敏感に反応したんだなという印象を受けました。
個人情報保護を仕事にしている私としても、認識を新たにする機会となり、ありがたく感じた次第です。
また、何か情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。