(画像は同社Webサイトより)
皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。
FX取引(外国為替証拠金取引)や海外株式取引サービスを国内で提供しているサクソバンク証券は、今年7月に発生した個人情報流出事件に関して、詳細な調査結果を公表しました。またあわせて金融庁から業務改善命令を受けたことも明らかになりました。
同社によると、今年7月に自社の顧客管理システムに不正アクセスがあり、マイナンバーを含む多数の個人情報が流出していたとのことです。
流出したのは、同社の顧客管理システムに登録されていた情報であり
(1)「ユーザーID」「氏名」「生年月日」「住所」「電話番号」「電子メールアドレス」など38,026名分
(2)本人確認書類の画像データ(運転免許証、保険証、パスポート、住民票、在留証明書、個人番号カード)750件。
このうちマイナンバーが含まれるものが378件
とのことです。
同社では、今回の不正アクセスは海外のハッカー集団による可能性があり、情報を公開するとの脅迫も行われているものの、悪意のある集団との対話や交渉は行う予定がないと態度を明らかにしていました。
なお、この事件を受けて、金融庁は、財務省関東財務局を通して、9月18日付で業務改善命令を出したとのことです。
同社によるリリース
https://www.home.saxo/ja-jp/about-us/security-incident/final-report-personal-information-leakage
https://www.home.saxo/ja-jp/about-us/security-incident/important-notice-about-personal-information-leakage-continued
金融庁による業務改善命令
https://www.fsa.go.jp/news/r2/shouken/20200918.html
(私のコメント)
マイナンバーが大量流出しており、注目いたしました。また、海外のハッカー集団から脅迫が行われているとのことでも、注目に値する事件です。
また、何か情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。