1月4日より、東京都を管轄する警視庁と、その他4つの県警において、運転免許証がICカード化されました。これは、平成13年の道路交通法改正などによるものという。
ICカードは非接触型で、おそらくEdyやスイカと同様のFelica技術が使用されているものと推測されます。

警察としては、オウム真理教事件において偽造免許証が多用されたことを受けて、本格的な偽造対策の必要があると判断し、積極的に進めているようです。

今回のICカード化による外観上の変更点は、本籍表示欄が空白になり、印字されなくなったということです。これにより、レンタカー屋や、レンタルビデオ店などで、免許証をコピーすることにより不必要に本籍が知られることがなくなりますので、個人情報保護の観点から前進と言えると思います。

なお、このICカードには暗証番号が保存されており、専用リーダーなどを使用することで、下記の3つの機能を使用できます。

(1)正しい暗証番号を知っているかどうかを確認することによる本人確認。
(2)暗証番号1を入力することで「氏名」「生年月日」「免許証交付年月日」「有効期間」「免許の種類」「免許証番号」が読み取り可能。
(3)さらに暗証番号2を入力することで「本籍」「顔写真(データ)」が読み取り可能。

今後、パトロールカーなどに読取装置を配備し、免許証の確認の際にその暗証番号を使用しての本人確認を行うようです。暗証番号は3回間違えるとロックされ、警察署や免許センターに行かなければ復帰できないとのことです。

なお、今後の普及に応じて、金融機関などにおいても、この暗証番号を使用した本人確認が行われる可能性がありますが、警視庁に電話で問い合わせたところでは、「金融機関などがICカード免許証の暗証番号を本人確認に使用することについては、民間でやっていただきたい。」とのことで、自由に利用してよいそうです。

運転免許証といえば、国内における公的身分証明証の筆頭です。これが今後何年かの間に全てICカード化されるわけですから、個人情報保護の実務にもかなりの影響が出てくると思います。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/ic/ic.htm

http://www.secu354.co.jp/intv/intv05021001.htm

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E8%BB%A2%E5%85%8D%E8%A8%B1%E8%A8%BC



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