大阪高裁は、6月21日に、2003年と2004年に発生したYahoo!BBの顧客情報流出に対する損倍賠償請求訴訟(民事訴訟)の控訴審判決を出した。
運営会社のBBテクノロジー(当時社名:ソフトバンクBB)にのみ一人あたり6000円の損害賠償の支払いを命じた一審判決を見直し、さらにヤフー株式会社にも一人あたり5500円の損害賠償を命じた。

2社分の損害賠償額を合計して11500円。この裁判の原告は5名ですので、合計5万7500円となります。

(私の意見)

個人情報流出事件の判決をまとめるとこのようになりますね。

宇治市事件 一人あたり15,000円
TBC事件  一人あたり35,000円
Yahoo!BB事件 一人あたり11,500円

個人情報流出した場合の損害賠償額としては、最低でも1万円は超えるということが、一つの水準として成立してきたと言えるのではないかと思います。ま、しかし、集団訴訟の文化のない日本では、原告数も少ないですから、こんな賠償額では企業活動に影響を与える金額とはいえないと思います。

http://www.security-next.com/006257.html

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20060616142841.pdf(一審判決PDF)



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