警視庁は、7月20日付で、北沢署地域課の巡査長が私有パソコンから大量の捜査資料を流出させた事件で、流出元の巡査長を懲戒免職したと発表した。
また、上司の巡査部長など監督責任を含め計9人を処分した。

今回の事件は、警察の捜査資料の流出としては最大の規模で、ファイル数が約1万件にも上る膨大なものであり、その中には約10500人分の個人情報が含まれていました。(これまで12000人分としていましたが、正式に訂正された)

このような情報流出事件で、警察官が懲戒免職になるのは初めてとのこと。情報流出自体は法令違反ではないものの「警察業務の信用を甚だしく失墜させた責任は重大」(北村博文・警務部参事官)と判断したとのことです。

(私のコメント)
問題を起こした方が懲戒免職という厳しい処分を受けたことは、警察としてこのような事態を許さないという明確な意思表示であり、再発防止効果も含めて評価できると思います。今回の約10500人分の個人情報ですが、警察の捜査資料に名前が含まれるということは、その大半が特定の機微な個人情報(センシティブ情報)にあたると考えてよいと思います。エステティックのTBC事件が、女性の体の悩みなどを含むセンシティブ情報の流出事件としては有名ですが、今回の警察の捜査資料に掲載された個人情報が10500人分も流出したということは、それに次ぐ規模のセンシティブ情報流出事件と考えてよいのではないかと思います。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/(7月23日現在これに関する情報の掲載はありません。)



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