
●不正利用は2200件に拡大
カードの不正使用は、当初の発表においては約1000件とされていましたが、実際には2200件以上と、倍の規模に拡大しているとのこと。
毎日新聞によると、従来の国内でのカード不正利用の最大事例は2005年の米国カード情報処理会社からの流出事件であり、それが745件(総額1億1100万円)であり、今回はこれを件数で上回っており、すでに国内最大規模ではないかとのこと。
今回の不正利用は主にインターネット経由で家電製品などが購入されていたとのこと。ただし、今回は不正利用の時点ですでにカード会社側では異常を察知していたため、カード会社にオンライン照会があった時点で止められていて、実際には被害は出ていないという。
アリコでは、顧客に直接被害が出た際には金銭的負担は一切、かけないとしているが、そもそもカード会社の段階で被害が食い止められている可能性が高そうです。
●流出件数は13万人に拡大
流出件数も、最大11万人から増加して約13万人と被害が拡大しているしているという。これは、途中からカード決済に変更した人のデータが含まれていることが判明したためという。
●内部関係者の犯行か
一部の報道によりますと、今回流出した情報は、2008年5月ごろクレジットカード決済システムの動作をチェックするために作成されたテストデータである可能性があるとのこと。もしこれが事実とすると、三菱UFJ証券事件に続き、また内部の関係者の犯行ということになります。
(私のコメント)
ちょっと大騒ぎになっていますが、よくよく読むと、カード会社の即座の対応により、大きな問題になることは防げているようです。そもそも、2200個も家電製品を購入したとしても、その受け取り人の住所を調べればすぐに犯人に繋がることになり、ばれてしまいます。もしかすると、これは本当の金銭目当ての犯罪ではないのかもしれません。
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