20111114
「JIPDECプライバシーマークフォーラム2011」のPマーク取得事業者による事例紹介の最後は、テンプスタッフ株式会社の情報統括室の村岡さんが講演しました。

(要旨)
・1998年に派遣社員9万人分の個人情報漏洩事件が発生。マスコミで大々的に報道され、大騒ぎになった。電話が鳴り続け、二ヶ月間、営業活動ができなくなり、会社存亡の危機に立たされた。
・その後、二度とこのような事態を繰り返さないために、グループ全社でのプライバシーマーク取得を含む個人情報保護の取り組みを始めた。

◎具体的な取り組み
・個人情報保護に関するメールマガジンを社内で配信
・業務用鞄の導入(業務用の鞄と私用の鞄を分離)
・全社員に集合研修を実施(Eラーニングでは一方通行なので、今でも年に1回は集合研修をして、社員相互に話をさせるようにしている)
・社内監査において、写真を使って「この写真には4つのよくない点がありますが、何がありますか?」と質問したり、携帯電話をかけさせてロックの有無を確認するなど、実態に沿うものにしている。

◎今後の取り組み
・単に個人情報保護のルールを徹底するのではなく、企業倫理としてその必要性を教育していきたい。
・スマートフォン、タブレット端末については、トレーニングの受講などで一定レベルの知識があるもののみに限定する。
・クラウドサービスについては、一定の基準で選定し、利用者アニュアルなども整備する。
・ソーシャルメディアの利用についても、社員教育、ルールの明確化などを行っていく。

(私のコメント)
村岡さんのお話は、個人情報漏洩事件の生々しい実態と、そこから立ち上がったストーリーで構成されていて、とてもいいものでした。



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