1月23日に都内で開催された「第三回データセキュリティ勉強会」において、(社)情報セキュリティ相談センター事務局長の萩原栄幸氏が講演し、「アンドロイドのウイルス対策はまだ”ないよりまし”というレベルである」と説明しました。
萩原氏の発表によると、
・Android向けウイルスの中には、管理者権限を奪い取って動作するものがあるが、実はユーザーには管理者権限が与えられていないので、ユーザー側では対処できない。
・現在のAndroid用ウイルス対策ソフトも、同様に管理者権限を持っていないため、事実上ウイルスに完全に対処することができない。
・その意味で、Android用ウイルス対策ソフトは、BIOSレベルで機能するパソコン用ウイルス対策ソフトとは水準が違う。まだ、”ないよりまし”なレベルである。
・アンドロイドマーケットの審査はかなり厳しくなっているので、ここでウイルスが混入する心配は小さいが、審査の緩いマーケットプレイスは危険であり、ウイルス対策ソフトを入れたからと言って安心してはいけない。
とのことでした。
最後に、萩原氏は、スマートフォンのセキュリティ対策については、日本スマートフォンセキュリティフォーラム(JSSEC)が昨年12月に発表した「スマートフォン&タブレットの業務利用に関するセキュリティガイドライン」を参考に対策を取ってほしいとして、講演を終了しました。
http://www.jssec.org/dl/guidelines2011_v1.0.pdf
※萩原氏の講演内容について、さらに詳しくお知りになりたい方は下記の記事をご参照下さい。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1112/26/news015.html
※この勉強会は、ハードディスク物理破壊機「CrashBox」の製造販売元である日東造機株式会社をはじめとする幹事各社(弊社も参加しています)が主催する勉強会で、当日は70名ほどの関係者が参加しました。
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