皆さんの利用しているパソコンの多くには、「Java」というソフトウェアがインストールされていると思います。これは、米国Oracle社が無償提供しているもので、Javaという言語で書かれたプログラムを実行するための環境です。(ちなみに、もう一つJavascriptという仕組みもありますが、別のものですので、混同しないようにしてください)
Javaは、効率的にシステムを開発できるということで、世界中で広く活用されてきています。Javaがインストールされたパソコンでは、Javaが自動的に起動しており、ブラウザから呼び出してプログラムを起動できます。多くのパソコンにインストールされている、ブラウザから利用できるという特性から、悪意を持った犯罪者にとって狙いやすい存在と見られているようで、脆弱性(セキュリティホール)を悪用されるケースが多くなっています。
実際の被害の例としては、ブラウザで特定のページを開いただけで、ウイルスに感染してしまうというものです。これをきっかけにパソコン全体を乗っ取られてしまうケースが多くなっているようです。
Oracle社では、これらの脆弱性を改良した最新版を出すことで対応していますが、いたちごっこが続いています。ここで、利用者側でできる対策をまとめてみます。下記のいずれかを実行してみて下さい。
(1)Javaをアンインストールする。
明らかに自分はJavaのお世話にはなっていないということが分かっている方は、アンインストールすることをオススメします。コントロールパネルの「プログラムと機能」または「プログラムの追加と削除」を開いて、Javaをアンインストールできます。もし、アンインストールしたことで、必要な機能が動かなくなった場合には、Javaを再インストールすれば大丈夫なはずです。Javaは無料です。
参考情報: http://java.com/ja/download/uninstall.jsp
(2)ブラウザでJavaを無効化し、必要な時だけ有効化するようにする。
Javaを使っている、または使っているかもしれない、よくわからないという方は、ブラウザから呼び出してプログラムを起動するという、犯罪者に最もよく狙われている機能を無効化し、必要な時だけ有効化することをオススメします。
まず、Javaが最新版でない方は、最新版へのバージョンアップを行なって下さい。ブラウザでのJavaの無効化ができるのは新しいバージョンからとなっていますし、そもそも古いバージョンのJavaのままにしていることは危険性を伴いますので、必ず最新版へのバージョンアップを行なって下さい。
最新版のJavaをインストールすると、「Javaコントロール・パネル」という設定画面から「ブラウザでJavaコンテンツを有効にする」のチェックボックスをオフにすることができます。(「Javaコントロールパネル」を表示する方法は、下記の参考情報のURLをご確認下さい)
無効化していると、もしかすると今まで使えていたのに使えなくなる機能があるかもしれません。その時には、自分はJavaを使用しているのだということで、その機能を使用するときだけ、上記のチェックボックスをオンにして下さい。
参考情報: http://www.java.com/ja/download/help/disable_browser.xml
最新版のJavaのダウンロードURL: http://www.java.com/ja/download/manual.jsp
(私のコメント)
個人的には、Javaにはお世話になっていないようでしたので、今回を機会に全てアンインストールしました。
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