仮名加工情報のメリット
(個人情報保護委員会資料より)

皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。
(オプティマ・ソリューションズ株式会社・代表取締役) 

来年4月に施行される個人情報保護法の改正点の一つが
「仮名加工情報の創設」です。

これは、
氏名などの個人を直接識別できる記述を置き換えたり削除した情報
(ただし他の情報と照合することで識別できるものを含む)

とされています。

具体的には、下記の3つすべての加工を行うとされています。
‘団蠅慮朕佑鮗永未垢襪海箸できる記述等の削除
例)会員ID 、氏名、年齢、性別、サービス利用履歴が含まれる個人情報から、氏名のみ削除する。
例)氏名、住所、生年月日が含まれる個人情報から、氏名と住所と生年月日を削除する。
個人識別符号(個人番号/パスポート番号などの公的な番号や、生体認証データ)の削除
I埓気僕用されることにより財産的被害が生じるおそれのある記述等の削除
例)クレジットカード番号の削除
例)送金や決済のできるWebサービスのID・パスワードの削除


仮名加工情報を取扱う際には、下記の義務規定が適用されます。
^汰幹浜措置の実施
⇒用目的の公表
M用する必要がなくなった場合の消去
ぢ荵絢堋鷆 の禁止(委託/事業の承継/共同利用は除く)
ニ椰佑鮗永未垢觜坩 の禁止(個人情報データベースとの照合)
λ椰佑悗力⇒軼の禁止(Telかけ、DM送付など)
不適正な利用/取得の禁止


で、肝心のメリットなのですが、仮名加工情報については
〕用目的を自由に変更できる(公表は必要)
∀海┐せの報告/本人への通知は不要
K椰佑らの開示等の請求に答える必要はない
とされています。

ここまで情報を整理してきて、
実務的にはどんなメリットがあるんだと
私は悩んでしまいました。。。。

そんなとき、
JIPDECさん主催の改正個人情報保護法セミナーがありまして、
個人情報保護委員会の方が解説をしてくれていました。

それが冒頭に掲載した内容になります。

これによると、
‥初の利用目的には該当しない目的や、該当するか判断が難しい新たな目的での内部分析
例)医療・製薬分野などにおける研究
例)不正検知・売上予測などの機械学習モデルの学習など
⇒用目的を達成した個人情報について、将来的に統計分析に利用する可能性があるため仮名加工情報として加工した上で保管
とありました。

個人情報保護法には、従来から
アンケート調査の集計結果のような統計情報は個人情報ではない
という大原則がありましたが、
これはあくまでも集計後の統計情報のことであり、
集計前の個人データは個人データですし、
その集計作業は利用目的に含まれている必要があったわけです。


つまり、過去10年分の売上データがあり、それには顧客の住所氏名や生年月日などの詳細な個人情報が含まれているとした場合に、その売上データを利用して今後の事業戦略に役立てるための統計分析を行うには、それが利用目的に含まれていなければなりませんでした。

従来の仕組みでも利用目的の変更は可能でしたが、それはあくまでも「変更前の利用目的と関連性を有すると合理的に認められる範囲」のみでした。

例えば、その売上データを利用して何らかのマーケティング統計を作成し、その統計データを販売するという事業を始めることはできない可能性がありました。

また、その売上データは個人情報ですから、保存し続けている限り、保有個人データとして開示請求に答えなければなりませんでしたし、万が一流出事件などを起こしてしまった場合には、事故として取り上げることが必要でした。

一方で、改正法の施行後であれば、その売上データを仮名加工情報に加工した上で、「売上データを利用してマーケティング統計を作成し、その統計データを販売する」という利用目的を公表することで、その事業を始めることができます。また、その仮名加工情報に関しては開示請求に答える必要はありませんし、万が一流出事件を起こしたとしても、事故として取り上げる必要はなくなります。

なるほど。。。。さすが個人情報保護委員会さん。
素晴らしい説明をありがとうございました😆

皆様もこの仮名加工情報という新しい制度をうまく使って、
自社のビジネスの拡大を実現していただきたいと思います。


さて、この仮名加工情報のことを含む
「2022年4月施行 個人情報保護法改正6つのポイント」
という私のセミナー動画をYoutubeで配信しております。

ぜひ、ご覧ください、



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下記からお申し込みください(無料)。
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この内容が皆さんにとって何かの参考になればと思います。

また、何か情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。



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