皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。
ChatGPTをはじめとする生成AIの登場は、私たち人類社会にとって、
まさに彗星が落ちてきたようなインパクトを持ち、
社会の在り方を一変する可能性まで秘めているのではないかと考えられています。
その変革のさなかにいる私たちとして、
最も気を付けるべきことが一つあります。
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それは「生成AIには個人情報を入力しない」ということです。
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実は生成AIは、日々日々私たちが使うたびに、
そのやり取りでの成功と失敗を記録し、学習データとして
それ以降のやり取りに活かすようになっています。
ですから、「山田太郎さん(仮名)は、カレーライスが好きだ」
という情報を生成AIに入力すると、それを学習する可能性がありますし、
その情報を他の人とのチャットにおいて、出力する可能性があるのです。
現在のChatGPTは、個人情報を出力しないように
プログラミングされているようです。
しかし、学習してしまう可能性は否めないのです。
このことについては、
日本のPPC(個人情報保護委員会)をはじめとする
世界のプライバシー当局が注目しており、
ChatGPTを運営するOpenAI社に対して
「個人情報を学習しないように」と指導しているという実態もあります。
ですから、とにかく私たちとしては、生成AIを使う際には
個人情報を入力しないようにしましょう。
また、当然のことですが、機密情報も同じように
入力しないようにしましょう。
このことさえ徹底すれば、生成AIは私たちの仕事や生活を
大いに改善してくれる可能性がありますから、
どんどん活用してよいと思います。
(補足)大企業や自治体など、公式に生成AIを導入している場合の多くは、
有料の特別な契約を結んだり、自前のシステムを用意したりすることで、
上記のリスクを抑えている場合も多いようです。(それでも安心はできないです)
東京都の文章生成AI利活用ガイドライン
https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/ict/pdf/ai_guideline.pdf
(過去の記事)
個人情報保護委員会がChatGPTに関する注意喚起を公表
https://www.pmarknews.info/privacy/52172923.html
この内容が皆さんにとって何かの参考になればと思います。
また、何か情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。
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