CSAJ_リモート審査
(画面はCSAJの申請書類より)

皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。

プライバシーマークの指定審査機関である一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)は、新型コロナ対応の一環として、プライバシーマークの審査においてリモート審査を導入すると同団体のWebサイト上で発表しました。

その内容によりますと、プライバシーマーク制度において、従来から、トップインタビューなど一部の審査項目におけるTV会議システムの利用が認められていたところ、今回の新型コロナ対応の一環として今年6月から、現地確認を除く多くの項目にまで対象が拡張されたとのことです。

これを受けて、CSAJとしては審査のほとんどをリモートで実施し、1時間程度の現地確認のみ現地で行う方式の審査を開始したとのことです。既に試験導入を行っており、7月からは広く受け付けるとしています。

公表されている申請書類を確認すると、CSAJの行うリモート審査がどのようなものであるかよく分かります。

・テレビ会議システムは、事業者が用意したものでもいいし、CSAJが用意したものでもよい。
・予め全ての書類をスキャンするなどして電子ファイルとして用意しておき、審査員の要望に応じてWeb会議システムの画面共有で見せることができるようにしておく。
・出席予定者以外へのURL転送は禁止、リモート会議の録画も禁止。
・原則としてトップインタビューからPMSの運用状況の確認までリモートで行い、最後の現場確認と総評のみ現地で1時間程度かけて行う。
CSAJ

また現状においては、現場確認を含む全ての現地審査をリモートで行うことは、許可されていないとのことです。

CSAJ・Pマーク審査事業
https://www.csaj.jp/activity/project/pmark/index.html

(私のコメント)
プライバシーマークの現地審査は、「長時間」「一つの部屋にこもって」「質疑応答を続ける」ものであるため、そもそも「3つの密」になることは避けられない実態があります。その点で、今回のCSAJの取り組みは注目に値します。他の審査機関にも広がっていくことを期待します。

また、新しい情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。






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