皆様、あけましておめでとうございます。
プライバシーザムライ中康二です。
新年早々、この話題をしたくなかったのですが、
新型コロナの流行に伴う緊急事態宣言が首都圏1都3県を対象に
政府から出されました。
また大阪や愛知などにも対象地域は広がっていくことが予想されます。
今回の緊急事態宣言では、飲食の場面や大規模イベントへの対応が中心であり、
一般的な生活の場面においては
・不要不急の移動の自粛
・夜8時以降の外出の自粛
ビジネスの場面においては
・テレワークの推進
・20時以降の勤務抑制
といった、比較的緩やかな制限となっています。
さて、プライバシーマーク/ISMSの審査機関の対応はどうなるのか、
気になりますね。
昨年春の緊急事態宣言の際には、
プライバシーマークの現地審査/ISMSの審査は
「3つの密」に当たる可能性が高いとされ、ほぼ全面的な停止に追い込まれました。
そこで、各審査機関では、3つの密を避けるための対策として
・審査員の健康管理
・手洗い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保
・会議室の換気、出席者の制限
・リモート審査の対応
などを実施し、審査業務の再開にこぎつけたという経緯があります。
中でも、リモート審査については、審査機関により対応は様々ですが、
・審査の一部をリモートに切り替える
・来社してほしくないと希望する事業者の審査をリモートに切り替える
・更新/継続の審査をリモートに切り替える
・全ての審査をリモートに切り替える
などの順番で少しずつ対象範囲を拡大してきているところです。
ISMSは、新型コロナが流行する前から、リモート審査の制度があり、それの適用例を増やすことで対応しました。
一方、プライバシーマークにはリモート審査の制度がありませんでしたが、今回を機会に新たに制度を作って対応しているところのようです。(新規取得のフルリモート審査は、まだやっていないようです)
これまでのところは、ISMSの審査機関の方がリモート審査に柔軟に取り組んでいて、プライバシーマークが後から追いかけるような形で対応が進んできたかなと思います。
さて、今回の対応です。
(1)プライバシーマーク審査機関の対応
プライバシーマーク制度を運営しているJIPDECは、1月7日付でFAQを更新しました。
https://privacymark.jp/system/operation/covid-19/index.html
これによると、「審査の中断はしない」「感染防止策を徹底して審査を実施する」
とのことです。感染防止策の中には当然リモート審査も含まれます。
また、コロナ対応のために申請が遅れた場合の対応について、
昨年は「審査期限を有効期限まで延長する」との対応を取っていましがが、
今回はそのような一律の対応は行わず、審査機関に個別に申し出るようにとされています。
(2)ISMS審査機関の対応
ISMS審査機関としても、今回の緊急事態宣言に対応して審査を停止するのではなく、過去半年間の経験を元に、リモートワークを含む感染防止策をしっかりと実施した上で、審査を継続するということのようです。
あまり具体的な話ができず、恐縮ですが、今のところ分かった情報を元に、まとめてみました。
自社がどういう対応を受けるのか知りたい、または困ったことがあるので対応してほしいなどについては、皆様が審査を頼んでいる審査機関に個別に確認してみることをオススメします。
また、新しい情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。
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