
本日の日経新聞朝刊に「個人情報保護、認証に新方式 SGSなど6月から」という記事が出ていました。記事だけでは詳細がわかりませんでしたので、SGSジャパン株式会社(神奈川県横浜市)の営業担当の方に問い合わせてみました。
・最近、ISMS認証(ISO27001準拠)を取得した事業者より、Pマーク(JIS Q 15001準拠)との二重運用が大変なので一緒に審査してもらえないかという要望が来るようになった。
・そこで、SGSが独自にJIS Q 15001に適合していることを審査して認証する制度を始めることにした。マークもSGSで独自に発行する。
・法人単位のPマークとは違って、事業部やサービスなど自由な単位で対象範囲を設定できるので、大きな組織でPマーク取得が困難な場合にはメリットがある。
・本認証制度は、毎年一回の継続審査、3年に一回の更新審査を行う。(Pマークは2年に一回の更新審査のみ)
・記事では4認証機関で導入となっていますが、実際には相互のつながりはなく、それぞれで独自に進めている。
とのことでした。
今回の新しい認証制度は、ISOで実績のある審査機関が審査を実施するものですので、一定以上の信頼性をおいてよく、同じJIS Q 15001に適合していることを審査するわけですから、Pマークと同等の水準であるとみなすことに問題ないのではないかと思います。
特に法人間取引(B2B)で取引の際の条件の一つとしてPマークが利用されることが多くなっています。この認証制度がPマークと同様のものとみなされるかどうかが、今後の普及のカギを握ると思います。
http://www.jp.sgs.com/ja/home_jp_v2.htm