セキュリティネクスト
(画像はセキュリティネクストより)

皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。

現在進行しているウクライナ戦争に関し、日本政府がロシアに対する経済制裁に参加し、ロシアに敵対しているとの見方から、ロシアのハッカー集団が日本のWebサイトに対する攻撃を実施し、実際にアクセスできなくなるなどの被害が出ているようです。

今回自ら攻撃していると公言しているハッカー集団は「Killnet」と名乗っており、ロシア系のSNSサービスTelegram上で情報発信しています。その中では「日本政府に対する宣戦布告」という言葉を使っていますが、実際には、e-GOV/eLTAXなどの政府関係サイトだけではなく、JCB/mixi/東京メトロ/大阪メトロなど政府関係ではないWebサイトにも攻撃を仕掛けているため、民間企業としても要注意です。

ただし、手法として用いられているのは、不必要な通信をサーバーに大量に送信することによりサーバーの正常動作を阻む「DDos攻撃」に留まっており、一定時間で攻撃が終了すると、サーバーは正常動作を取り戻しているようです。また、ネットワークへの侵入やサービス停止、情報流出などは確認されていないようです。

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piyologの解説記事
https://piyolog.hatenadiary.jp/entry/2022/09/07/025039

(私のコメント)
現代の戦争においては、正規軍によるサイバー攻撃だけではなく、今回発生しているような得体の知れないハッカー集団によるサイバー便乗攻撃が何度も発生しています。日本政府/日本企業としては、今後も警戒態勢を取っていただきたいと思います。

皆様にも何かの参考になればと思います。

また、新しい情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。